医療ガバナンス学会 (2012年8月17日 16:00)
この原稿は高橋亨平先生のブログ(2012/8/12)を転載したものです。
http://www6.ocn.ne.jp/~syunran/page02.html
福島県南相馬市原町中央産婦人科医院
理事長 高橋 亨平
2012年8月17日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
そんな事を思いながら、もう少しと思い、原発巣付近の痛み、出血、の緩和のため、7月25日から、毎日放射線治療を開始、通院している。
午前9時から12時まで自医院の外来診療、その後、直ちに車に乗り1時間20分かけて、福島医科大学放射線治療科へ、そこでリニアック照射を受け、直ちに帰り、3時から再び自医院の外来診療を6時まで、しかし、遅れる事が多かったので、最近は3時から4時に変更した。
そんな私の我侭に対しても、患者さん達は何も言わずに、ちゃんと待っていてくれた。それでも、多い日は100人以上、少ない日でも70人は下らない。
産婦人科医でありながら若き日の信念から、全人的医療(holistic medicine)を目指し、現在に至っている。
原発事故後、分娩できる施設が無かった南相馬市も、南相馬市立病院の産婦人科、西潤レデイスクリニック等今年の4月から分娩を開始した。
私の役割は終わったと思ったが、どうしてもという患者さんは断れない。もういいかなとふと頭をよぎる誘惑に、頑張っている20名の職員の笑顔がよぎる。
こんな医療法人誠愛会から全国のドクターにお願いがしたい。
こんな診療所ですが、勤務していただける勇気あるドクターを募集します。分娩は止めて、ももう大丈夫だし、婦人科、内科、消化器科、循環器科、総合診療科、なに科でも結構です。
広く学ぼうとする意思と実践があれば充分です。
癌と闘いながら、頑張ってきたが、あまくは無いなと感じることが多くなってきた。何時まで生きられるか分からない・・神の思し召すままに・・と覚悟は決め ていても、苦しみが増すたびに、もし、後継者がいてくれればと願ってやみません。私の最後のお願い、どうか宜しくお願い致します。
※連絡は下記へ、忙しい時間帯は対応出来ない事もあります。
電話:0244-24-3355(自宅も、かしの木ホールも、職員寮も転送可能)
FAX:0244-24-6910