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Vol. 73 茨城にも避難民がいることを皆さんに知っていただきたい

医療ガバナンス学会 (2011年3月18日 14:00)


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長塚智広 (競輪選手・アテネオリンピック銀メダリスト)
2011年3月18日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp


昨年参議院選挙茨城選挙区に立候補させて頂きました長塚智広です。

東日本大地震から1週間が経ちました。被災者の皆さまには心からお見舞いを申し上げます。

東北地方の被害状況はとてつもないものであり、メディアでも沢山報道されています。しかし、福島県に隣接する茨城県北部の情報はほとんど報じられていま せん。知り合いから、県北がひどい状況である事を聞き、何とか状態を知りたいと、県北の市議に地震直後から連絡を試みていました。17日になって、やっと 高萩市議に連絡が通じ、街の状況を知ることができました。議員の名前は伏せます。

高萩市はいわき市から約50キロ南下したところにあり、福島との県境は北茨城市、その下が高萩市です。

被災直後の高萩市の避難民は5000人いましたが、大勢は家に戻り現在では500人まで減っているそうです。

避難所では市の手厚い保護で食料等は足りているものの、自宅に待機している人には食料、水、燃料が全く供給されない状態です。

北茨城に公立病院はあるものの、かねてよりの医者不足もあり、患者が殺到して医者には疲労の色が濃く見えるそうです。

特にインスリンと、透析の設備がないために、患者は遠く離れた日立、水戸まで行かなくてはならないとの事でした。しかし、街では燃料が枯渇しています。 日立までは20キロ、水戸までは50キロもあり、そこまで歩いていくことは困難です。「町のガソリンスタンドにガソリンが入った!」の情報が流れても、 あっという間に売り切れ、店まで行ったものの帰るガソリンがなく車を捨てて帰る人もいるらしいです。

国にも支援を要請しているものの、茨城県北の情報が少ないために、市議から情報を上げてほしいと言われ、上げても進展がないとのことです。道路が寸断さ れ、燃料がなく公用車も動かないから、町の情報を知らせることが出来ません。ホームページは更新できるものの、高齢者でネットを使える人は多くありませ ん。町には自衛隊も来ているそうですが、町の情報を流してくれないので、住民は今どういう状態にあるのか? 今後の展望はどうなるのか? ということにつ いて何も分からず絶望の中にいます。自衛隊もどういう状況にあるのか把握できていないのかもしれません。

高萩市には、いわき市や北茨城市からも避難民が来ているようですが、受け入れ態勢は整っていません。茨城県の避難所はつくば市にある洞峰公園ですが、県北から100キロ以上離れています。

携帯電話はソフトバンクが1日前に復旧。ドコモ、AUも移動車が来るので間もなく復旧するそうです。

住民は、「とにかく燃料と水が欲しい」と言うそうです。電気は復旧しているので電気を使う暖房器具のある家庭は何とかなっているようですが、石油ストーブしかいない家庭はこの寒さで大変です。高齢者は特に大変です。

町の商店は昨日でほぼ在庫がなくなり、営業もできず、商品がいつ入るかも分からないそうです。

市では緊急災害用の備蓄食料を今配ろうか、数日あけて配ろうかを検討中だそうです。それが切れたら食料もなくなります。。。

茨城にも避難民がいることを皆さんに知っていただきたい。少しでも早く支援の手が差し伸べられることを心から願っています。

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