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Vol.111 ~妊婦さんに一日も早くあたたかいお部屋と食事を!~

医療ガバナンス学会 (2011年4月8日 15:10)


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『東京里帰りプロジェクト』
世話人 阿真京子
2011年4月8日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp


私は『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会という会を主宰し、小児科医から直接親御さんへ向けて医療の基礎を学ぶ講座を開催し、医師の負担を軽くし、医療環境を改善したいと活動しております。

http://shirouiryo.com/

本日は、3月11日に起きた地震の後発足いたしました『東京里帰りプロジェクト』についてのプロジェクト概要説明とご協力願いで書かせていただきます。

『東京里帰りプロジェクト』は「寒い被災地にいる妊婦さんや赤ちゃんに一刻も早く安心できる環境・あたたかいお部屋と食事を!」をスローガンに、東日本大 震災で被災され、東京に避難を希望する妊産婦さんが東京に避難し(または実際に避難されている方ももちろん対象です)安心して産前産後の生活を送れるよ う、東京都助産師会を母体として始動したプロジェクトです。(すでに東京に来られた妊産婦さんを助産院で受け入れています)

被災地では、雪が降るほど寒い中、車の中や暖房のない場所で連日寝泊まりしている妊産婦さんが大勢います。産後すぐのお母さんはストレスと食料不足のため 母乳がうまく出ず、しかしながらミルクも十分に与えられない環境下で赤ちゃんの発育、発達に支障をきたす可能性が高いといえます。プライバシーが守れない 集団の中で生活することは感染の確率も格段に上がります。また、妊婦さんに関してはプライバシーの守れない空間で十分な睡眠もとれず、からだも冷え、栄養 状態も悪く様々なトラブルを引き起こす危険性が高く、流早産の危険性、また出産時のリスクも非常に高くなると予想されます。

このプロジェクトは、助産師が出産および産前産後の生活をボランティア家庭と協力してお手伝いすることで、被災地の妊産婦さんが実家に「里帰り」するような気持ちで安心して過ごせる環境を提供します。

東京都内にある25ヵ所の助産院では、常時、産前産後の方約50人の受け入れが可能です。
また各助産院は連携の医療機関を持っており、東京都の主要な病院も被災妊産婦さんの受け入れの表明をしておりますので、病院へのご紹介もスムーズに行うことが可能です。

助産院では約1週間から1ヶ月間、助産師常駐の快適な環境のもと、温かい雰囲気で心身ともにリラックスして過ごすことができます。病院でご出産後の方も、もちろん受け入れます。 一定期間滞在後は、
・助産院と提携を結んだ一般協力家庭に移り、ホームステイ
・行政・企業が準備する施設に入居
の形で数ヶ月間の都内滞在を続け、その間、助産師が定期的に訪問し、ケアを行うというプロジェクトです。

・対象:妊娠中~産後1年までの被災者の方
(上のお子さんがいらっしゃっても大丈夫です。ご家族で、という方もご相談ください。)

・料金:
産後入院のみ1泊2千円で3食+助産師によるケア付(払えない場合は基金による充当も可)、出産費・退院後のホームステイ滞在費は無料(東京都助産師会が独自に募る寄付、自治体からの補助金、ジョイセフからの寄付金等を充当予定)

詳細は
東日本大震災被災妊産婦さん支援『東京里帰りプロジェクト』
公式HP: http://www.satogaeri.org/
ツイッター:https://twitter.com/#!/satogaeri

『知ろう!小児医療 守ろう!子ども達』の会は「ちいさな命を守りたい」という活動です。現在、このプロジェクトに全面協力しています。

実際、避難所に出向いても、寒い中、十分な食糧もケアも受けられず、けれども、「被災地よりは幾分まし」として、耐えている姿があります。また、必要なケアが受けられていないことに気づいていない妊婦自身や行政担当者の姿も多く見受けられます。
このような過酷な現状を前にして遠慮をしてしまう妊婦本人含め皆が妊婦のケアというものを「特別に」しなければいけないものなのだ、という認識にない現状に行き当たります。
都内の避難所に出向いた当プロジェクトを創始した宗祥子助産師は、『妊娠中に健診をきちんと受け、適切な保健指導と助産院で安心して頂くことで出産のリス クは大幅に減り、また産後、1か月程度のケアをきちんと受けることでの母親の健康回復が早まります。また親子関係を良好に結ぶお手伝いが出来るのでその後 の子育てが安心してできます。
被災地の妊産婦さんはただでさえ大きなストレスにさらされているなか、更に出産子育てのストレスが重なります。
このストレスを放置しておくと、新生児の病気にとどまらず死亡の可能性、母親は体調不良の長期化、ネグレクト、虐待、につながる危険性が大きいのです。』

この現状を改善し、一日でも早く妊婦さんが安心してお産ができる環境に移れることを願い、情報提供及び寄付につきまして、ご協力をいただきたくお願いする次第です。

また、被災地や避難所、病院などで妊婦さんに接する機会のある方には、是非情報をお届けいただきたく、チラシやカードタイプの事業概要をお送りさせていただきます。
住所・氏名などお教えいただきたく、宜しくお願いいたします。

東京でお産をしてもよいと考える方をひとりでも多くこのプロジェクトで受け入れ、一日も早くあたたかい環境に移っていただけるよう、進めてまいります。

被災地の方はリスクを負っているため、基本病院での出産となります。
三次救急の大きな病院でも受入を表明していますので、そちらにご紹介いたします。
リスクを少しでも減らすために、産前産後の休養は不可欠で、助産院ではあたたかいお部屋とお食事、そして助産師によるケアを受けられます。

本プロジェクトに関するお問い合わせ
住所: 〒112-0013 東京都文京区音羽1-19-18 財団法人 東京都助産師会館 2階
一般社団法人 東京都助産師会 東京里帰りプロジェクト事務局 担当:丑田
080-3915-9923 (10:00~16:00)
090-4611-0904(上記時間外)
お問い合わせ:

http://www.satogaeri.org/contact/

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