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Vol.444  「相馬市東日本大震災追悼式」での式辞

医療ガバナンス学会 (2012年3月27日 06:00)


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この記事は相馬市長立谷秀清メールマガジン 2012/03/16号 No.266 より転載です。

福島県相馬市長
立谷 秀清
2012年3月27日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp


●相馬市東日本大震災追悼式 式辞
平成24年3月11日 スポーツアリーナそうま

四百五十八名の市民の命を奪い去った東日本大震災から一年となる本日、御遺族はじめ御来賓並びに多くの市民の皆さまの御臨席のもと、「相馬市 東日本大震災追悼式」を行うにあたり、市民を代表して、犠牲者の御霊の前に、哀悼の誠を捧げます。

大切な御家族を亡くされた、御遺族の皆さまの、今なお絶えることのない深い悲しみや喪失感に想いをいたすとき、一年を経過した今日でもおなぐさめの言葉が見つかりません。

私たち相馬市民は、震災発生から本日まで、亡くなられた方とご遺族の想いを胸に、そして、全国、世界各地から寄せられた温かい御支援に報いるため、ふるさと相馬の復旧、復興に精一杯取り組んでまいりました。

海岸部を埋め尽くしたガレキは全て撤去され、大きな被害を受けた道路等のインフラも修繕が進み、被災した工場等も操業を再開するなど、復興へ向けて着実に歩み始めております。

しかしながら、応急仮設住宅では多くの方々が生活し、漁業は未だに再開することができず、被災した農地の復旧は緒に就いたばかりであり、この後の道のりは、長く、厳しいものと覚悟いたしております。

私たちは、どのような困難にも決して怯むことなく、復興の理念に掲げた「高齢者、子供、青壮年層がそれぞれの人生のステージで、生活再建を果たすこと」を実現してゆくことが、犠牲となられた方々をお慰めする、唯一の方策であると信じております。

本日の式典にあたり、この震災を乗り越え、より住みよい相馬を創るため、総力をあげて、必ずや私たちに課せられたこの責務を成し遂げてまいることを固くお誓い申し上げます。

結びに、犠牲となられた皆様の御霊が安らかに冥せられること、そして在天の光として、御遺族と私たち市民の上に永遠のご加護を賜ります様念じつつ、併せて、御遺族の皆さま方に心よりお悔やみを申し上げて、式辞といたします。

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