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Vol.224 現場からの医療改革推進協議会第十三回シンポジウム 抄録から(2)

医療ガバナンス学会 (2018年11月6日 15:00)


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2018年11月6日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

現場からの医療改革推進協議会第十三回シンポジウム

2018年11月24日(土)

【Session 02】14:15~15:05

●都心の駅ナカクリニックについて
濱木珠恵

『都心の駅ナカクリニックについて』 ナビタスクリニック新宿は、2016年4月に新宿駅新南口に開業した。新宿という多様性のある街での二年半の診療を通じて、立川、川崎にある2院とは異なる特徴を感じている。
ナビタスクリニックの最大の特徴は駅ナカに存在し、平日は21時まで診療していることである。ナビタスクリニックは立川、川崎、新宿の駅ナカで、週末や遅い時間も診療しており、「日中働いていて医療機関に受診できない会社員が、仕事を休まずに受診できるクリニック」として、利用者視点で便利と思える医療の場を提供している。
2017年度の1日平均乗車人数は、JR立川駅は16万7108人、JR川崎駅は21万1896人である。JR新宿駅は77万8618人と、JR東日本の中でも有数であり、さらに新宿駅のJR・私鉄を合わせた乗降客数は364万人を数え、2011年にギネスブックに世界一と認定されたほどだ。 新宿駅は商業地の中心でもあり、家族連れよりは勤務前や休憩中、仕事帰りに受診する成人患者が圧倒的に多い。このため夕方以降は非常に混雑する。
患者の自宅住所が遠方のこともよくあることだ。なにより新宿という土地柄、外国人旅行者、在留外国人の受診は非常に多い。多様性に対応するため電話による医療通訳、テレビ電話による手話通訳を導入している。 また、日常の延長線上に存在する便利なクリニックとしては、ワクチンによる予防医療の啓発として、ガーダシル9の接種、麻疹風疹ワクチンの集団接種を行うほか、オンライン診療によるアフターピル処方も開始した。 これらの取り組みについて、紹介する。

●コンビニ小児科での10年
細田 和孝

コンビニ受診とは元々、外来診療時間外の夜間や休日に比較的軽症な患者が救急外来を受診することを指し、一般的にはあまりよくは思われていない行為です。私も病院勤務時代には夜間に受診する患者さんに「次からはきちんと日中の外来を受診するように」と説明・指導をし、ワガママな人たちだと思っていました。
しかし、子どもは急に体調を崩すものです。しかも、なぜか夜間や休日前などが多く、受診したくてもやっている医療機関はありません。そこで止むを得ず病院の救急外来を受診する人が多い、というのが実情ではないでしょうか。
そんな需要と供給のミスマッチを埋め、患者さんが受診しやすいクリニックをつくろうと誘いを受け、コンビニ小児科で働き始めて今年で10年が経過しました。今では、患者さんはもちろん、近隣の病院勤務の小児科医からも「夕方の軽症患者の受診が減って助かります」と受け入れられ、利用していただけるようになりました
当初の診療時間は朝10時から休憩をはさんで夜21時まででした。実際に診療をしてみると、小児科の受診数は朝のうちと夕方の2回ピークがあることがわかりました。そこで、診療開始を1時間繰り上げ9時からとしました。現在、9時台から10時台は小児科が忙しい時間であり、その時間には子育て中のママさん小児科医にお手伝いをしてもらっています。19時を過ぎると受診数が減ってくるため、比較的落ち着く夏の間は診療終了を20時としました。病院勤務時代は夜間にも受診が多い印象だったのですが、さすがに子どもは寝てしまうのと、遅い時間に受診するのは比較的症状の重いお子さんが多く、クリニックではなく病院を受診しているのかもしれません。
また、内科と比較するとクリニックからの距離が近い方の受診が多いこともわかりました。小児科ではより地域に密着した対応が必要であることを実感しています。
これからも町のコンビニクリニックとして、”あいててよかった”という安心感を提供し続けていきたいと思います。

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