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vol 116 子宮頸がん予防啓発プロジェクト≪ハロースマイル≫

医療ガバナンス学会 (2010年3月30日 12:00)


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~新たな企業CSRの試み~

株式会社Nal 代表取締役
小巻亜矢
2010年3月30日 MRIC by 医療ガバナンス学会


子宮頸がんについて、皆様ご存じでしょうか。若い女性に増えているがん。そして、ワクチンと検診でほぼ100%予防できる唯一のがんなのです。

株式会社サンリオと株式会社エフエム東京は、女性支援の一環として、子宮頸がん予防啓発目的の「ハロースマイルプロジェクト」を開始致しました。本稿では、この子宮頸がん予防啓発の周知徹底を図る試みについて、紹介させて頂きます。

弊社、株式会社Nalは、社会貢献部門と女性支援活動を担う株式会社サンリオのグループ会社です。女性支援の一環として、ハロースマイルの運営に携わっています。

株式会社Nal http://nal64.com/

私自身は2007年3月乳がん、2009年12月子宮全摘出を体験しており、婦人科検診の重要性を痛感しております。今回のプロジェクトを通して、一人でも多くの女性に、子宮頸がんの知識や検診とワクチン接種の勧奨を啓発していきたいと思っております。

【子宮頸がん予防啓発への取り組み:ハロースマイルプロジェクト 】
株式会社エフエム東京と株式会社サンリオは、子宮頸がん予防啓発プロジェクト、ハロースマイルプロ ジェクトを開始することになり、3/15に放送番組内及びプレスリリースで発表を行いました。

ハロースマイルプロジェクト   http://www.tfm.co.jp/hellosmile/index.html

2社は子宮頸がん啓蒙の対象年代の女性に訴求するには最適の媒体である音楽とキャラクターを有することから、それぞれの企業の強みが生かされ、検診率やワクチン接種率向上という成果に結びつくことが期待されます。

本プロジェクトは新たな企業CSRを試みたものです。本業の強いマーケティング分野のノウハウを活かし社会貢献ができ、それが、企業のイメージアップ、社内モチベーションアップ、未来の顧客獲得につながります。そこから得た利益をまた貢献に使っていくという、双方がプラスに循環する経済活動になっていくことが貢献の継続性につながると期待されます。

株式会社エフエム東京は、2010年 4月に開局40周年を迎えます。2005年より展開しているステーションキャンペーン「HUMAN CONSCIOUS~生命(いのち)を愛し、つながる心」の一環として、この春、子宮頸がん予防啓発プロジェクト≪ハロースマイル≫ を立ち上げることになりました。本プロジェクトでは、エフエム東京が40年間に積み重ねてきたアーティストとのつながりを生かし、番組、スポット、ライブなどのリソースをフル活用致します。

さらに、株式会社サンリオは2010年に創立50周年を迎えることから、会社の成長を応援してくれた全ての女性への感謝をこめて、代表キャラクターである「ハローキティ」を応援キャラクターとして提供することになりました。

メインビジュアルとなる大変珍しい横顔のハローキティは、[見つめる先には、幸せな未来がある]というコンセプトデザインであり、10代~40代の女性に圧倒的な人気のあるハローキティが「あなたと、あなたの大切な人の笑顔のために」というメッセージと共に、様々な場面で検診やワクチン接種をよびかけていくことになります。

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<子宮頸がん予防啓発プロジェクト ハロースマイル概要>
後援:日本医師会 日本看護協会 日本対がん協会
【活動目的】
子宮頸がんの正しい知識の啓発/検診の受診・ワクチンの接種勧奨

【活動内容】
◆ライブやイベントを通しての啓発活動
◆番組を通して、正しい知識と情報の発信
◆JFN各局を通じての全国的な啓発活動
◆公的機関・他NPOと連携しての活動
◆グッズを通しての啓発
※オリジナルグッズ売り上げの一部は子宮頚がん予防啓発活動と、財団法人日本対がん協会子宮頸がん基金に寄付されます。

http://www.tfm.co.jp/hellosmile/index.html

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【キックオフイベント:4月9日(金)に Hellosmile LIVE 2010を開催】
同プロジェクトのキックオフ・イベントとして、「子宮頸がんを予防する日」である4月9日(金)に、JCBホール(文京区後楽1-3-61東京ドームシティ MEETS PORT内)で『Hellosmile Live 2010』を開催致します。

子宮頸がんに関心をもつ若い女性たちと同世代の人気 女性アーティスト、伊藤由奈、BENI、LOVE、lecca、YOSHIKAの5組が集結して行うスペシャルライブです。

ライブでは、オープニングや幕間に子宮頸がんの知識を伝える映像が流れたり、来場者全員に、子宮頸がんについての小冊子、プロジェクトロゴデザイン【オリジナルハローキティ】のバッジなどが配られます。

Hellosmile LIVE 2010

http://www.tfm.co.jp/event/index.php?action=item&id=06bbc1c250367a0320cba7aa6cfc3b8d

【子宮頸がんは予防できるがん】
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)感染を原因とする癌であり、日本でも毎年約1万5千人の方が発症し、約3千500人の方がお亡くなりになっています。HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告されるありふれたウイルスですが、感染により子宮頸がんになる可能性があり、近年20代の女性における子宮頸がんの発症率が高くなっています。

子宮頸がんは、ウイルス感染から子宮頸がんの発症まで時間がかかるため、定期的に検診を受診していれば、がんになる前の状態(異形成)で発見可能です。また、子宮頸がんの原因であるウイルス感染を予防するワクチン接種により子宮頸がんの予防が期待できます。検診とワクチン接種で、ほぼ100%予防することが可能だと考えられています。

しかしながら、我が国の検診受診率は20%前後と、他先進国の85%に比べ低いことが問題です。さらにワクチンの認可は最初の米国認可から遅れること3年、世界で100番目でした。ワクチンは昨年12月に認可されたばかりであり、認知度が低いこと、さらに任意接種費用が総額4.5-6万円と高価であることが問題です。先進国では30ヶ国で公費助成の制度がありますが、日本では公費助成を決定した地方自治体はわずか33自治体にすぎません。

日本でも子宮頸がん予防ワクチンが厚生労働省より認可発売されたのを機に、「子宮頸がん」予防啓発やワクチンの公費負担を求める活動が活発になりました。医師、細胞検査士、助産師、さらにがんが急増している年代層の女子大生、あるいはがん体験者らがそれぞれの立場で、講演会を開催したり、フライヤー配布をしたり、またインターネットで啓発を呼びかけています。マスコミでも、子宮頸がんに関する番組の放映が増えてきており、認知度が高まりつつあります。

今後ハロースマイルプロジェクトでは、さらに多くの企業の参画や同じ活動目的のNPOと連動し、予防できるがんである子宮頸がんの発症率をゼロにするため、啓発運動を推進して参ります。

ご理解と応援の程、宜しくお願い申し上げます。

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