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Vol.96 老健疎開作戦(第2報)-受け入れまでの動き

医療ガバナンス学会 (2011年3月31日 06:00)


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亀田総合病院 経営企画室
小松俊平
2011年3月31日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp


○ 3月18日(金)夜~3月19日(土)朝
老健疎開作戦のスキーム(鴨川モデル)による、小名浜ときわ苑の入所者・職員の避難について議論開始。

○ 3月19日(土)午前
小名浜ときわ苑の経営者を通して、渡辺敬夫いわき市長から今まで通りに介護保険の適用を認めるとの約束を得た。
かんぽの宿鴨川を受け入れ施設とすることについて、かんぽの宿鴨川の総支配人、日本郵政から同意を得た。日本郵政の同意を得るために、鈴木寛文部科学副大臣から協力を受けた。同時に施設を回り、設計図を入手して、利用する部屋、ベッド搬入数について検討開始。
鴨川市からいわき市への協力を宣言するとの約束を得た。
入所者・職員の移送について具体的検討開始。

○ 3月19日(土)午後
部屋の内寸の実測値をCAD(設計ソフト)に落とし込み、部屋別にベッド搬入数決定。ベッド発注。ベッド搬入作業の人集め。
移送手段は福島県のチャーターするバスと決定。
鴨川市が協力を宣言。

○ 3月20日(日)
ベッド120台搬入。うち100台は発注先のパラマウントベッドの尽力で集まった。残り20台は亀田産業の在庫を使用。搬入に関わったボランティア約 120人(片桐有而鴨川市長をはじめとする鴨川市関係者、社会福祉協議会、太陽会、亀田総合病院、亀田産業、ケイエムシー、ケイテイエスなどの関係者、そ の他の一般ボランティア)。
ときわ苑側と、太陽会の介護スタッフ、亀田総合病院の医療スタッフ間での現場レベルの連絡本格化。人集め、態勢構築など受け入れ準備を急いだ。

○ 3月21日(月)午前
ときわ苑のスタッフが入所者のバスへの運び入れを開始。困難を極めた。作業開始時には同時出発を予定していたが、途中から運び入れ完了次第個別に出発する方針に変更した。

○ 3月21日(月)午後
入所者の亀田総合病院のID発行作業開始。受け入れ時には入所者全員分のID発行済み。
重症者を乗せた先行バスは、かんぽの宿鴨川ではなく亀田総合病院へ直行。3時半ごろ到着。救急科が中心となって受け入れた。
鴨川シーワールド駐車場で受け入れ待機中、バスの中で1人の容態が急変。このバスも急遽、亀田総合病院へ向かった。
先行バスに乗っていた1人と、待機中のバスの中で容態が急変した1人は、亀田総合病院で死亡が確認された。
他のバスはかんぽの宿鴨川に到着。太陽会の介護スタッフ、亀田総合病院の地域医療支援部、総合診療科が中心となって受け入れた。受け入れ作業は4時半ごろ開始、最後にセラピー犬が車を降りたのは8時ごろ。
受け入れた入所者122人、職員とその家族もあわせて全体で200人弱。受け入れに関わったボランティア約250人(先と同様、鴨川市長をはじめとする 鴨川市関係者、社会福祉協議会、太陽会、亀田総合病院、亀田産業、ケイエムシー、ケイテイエスなどの関係者、その他の一般ボランティア)。警察の協力も得た。

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