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Vol.215 『キャリア妨害』 (東京図書出版) 菊地達昭著

医療ガバナンス学会 (2011年7月19日 06:00)


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菊地達昭 著
2011年7月19日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp


平成17年4月、当時の副理事長の強い要請を受け、32年間在籍したNECを早期退職して、公立大学法人として再出発した横浜市立大学のキャリア支援室の立ち上げとキャリア教育の導入を図るために横浜市立大学に転職した。
それから平成23年3月までの6年間、少ないスタッフと予算の中で、キャリア支援室の拡充と学生へのキャリア形成支援を企図した試みを実施しようと努力を続けてきた。

しかし、横浜市役所の職員の「前例主義」、「形式主義」、「性悪説」、「人件費はタダ」、「コスト意識ゼロ」という民間とは全く正反対の仕事の仕方の前で、多くの試みは妨害を受けることになる。
学生へのキャリア支援ではなくキャリア妨害が行われることになったのである。

今回私が上梓に踏み切った『キャリア妨害』では、この6年間に起こった事実を社会に伝えることで、何とかこの妨害に歯止めをかけ、学生の健全なキャリア形成が可能となる大学へと生まれ変わる契機になってくれればという強い思いが込められている。
『キャリア妨害』は4章立てになっており、第1章ではキャリア支援室の立ち上げと運営を通じて受けた横浜市役所の職員を中心とした妨害の実態を、第2章で は医学部での博士号取得に絡む金品授受も含めて学部での実態を、第3章では足を引っ張られながらやってきた私の6年間の仕事を、第4章ではこのような中で どうすれば改革・改善が可能なのかについての私見を述べさせていただいた。

つい最近も、理事長・学長の権利の濫用とも思える医学部長解任事件、学生への土下座暴行事件といった不祥事が相次いで起きている。
ぜひ、多くの方に読んでいただき皆様から大学の健全化に向けてのお力をいただければと思う。
『キャリア妨害』は、アマゾンを含めネット書店からの購入が可能である。一度『キャリア妨害』を検索いただけたらと思う。

著者略歴:
1949年 神奈川県に生まれる
1973年 北海道大学法学部法律学科を卒業
同年NEC入社
2002年 多摩大学大学院経営情報学研究科を修了
2005年 NEC退職、Y大学へ転職
2011年 Y大学を退職
現在   人財・キャリアマネジメント研究所長
学習院大学経済学部非常勤講師、法政大学経営学部非常勤講師、
筑波技術大学保健科学部非常勤講師、東京経済大学経済学部非常勤講師

共著)『最新現代経営戦略事例全集第5巻戦略提携』『キャリア形成』『キャリア支援と人材開発』『キャリア開発論』『人材マネジメント基礎講座』『2010新入社員基礎講座』
編著)『キャリアデザインへの挑戦』
訳書)『エグゼクティブ・コンペンセーション』

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