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Vol.310 受験生、「医療崩壊」に挑戦する

医療ガバナンス学会 (2013年12月19日 06:00)


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代々木ゼミナール講師
藤井 健志
2013年12月19日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp


大学入試シーズンが近づいてきていますが、今年で「ゆとり世代」の旧課程入試は原則終了。来年度からは新課程入試へと移行し、さらに5年程度を目途にセン ター試験を廃止して、新たな大学入試制度へと移行していくこととなります。そんな中、塾・予備校業界でもさまざまなかたちで新たな教育サービスが始められ ています。

代々木ゼミナールの子会社で、現役高校生向け学習塾「Y-SAPIX」の売りは「リベラル読解研究」。いわゆる「国語」の範疇を超えて「リベラル・アー ツ」の精神にのっとった新しい「教科」で、生徒が書籍を読んで自ら問いを発し、深く思慮し、互いに意見を交わす対話式授業です。「夜と霧」「高校生からの ゲーム理論」「無限論の教室」「あいまいな日本の私」…と様々なジャンルの書籍を読んだ高校生が学年を超えて集まり、数週に渡る自由な議論の後に、各人の 最終的な考えを小論文にまとめます。

この夏にY-SAPIX生たちが読んだのは亀田総合病院副院長小松秀樹先生の著書「医療崩壊」(新潮新書)でした。学校教育の中では指導されたり、議論し たりすることがあり得ない部分にまでするどく切り込んだ小松先生の問いかけに高校生たちは驚き、圧倒されながらも、しっかり向き合いました。この経験によ り、彼らはそれまで知らなかった世界についての知識を得ただけでなく、これまで自明視していた自分たちの世界を改めて見つめなおすこととなりました。

そんな中、東大医科研の上昌広先生のお口添えをいただき、小松先生ご本人にご講演をいただき、「リベラル読解」に参加していた高校生たちと直接質疑までし ていただけることとなりました。小松先生からも「私も執筆時より進化している。本気のおとなの姿を高校生たちに見せたいと思う。」と力強いお言葉をいただ き、高校生たちの意識もさらに高まっています。センター試験まで一か月を切っている時期にもかかわらず、高3生を含んだメンバーが参加を希望しているほど です。参加希望の生徒たちの「面白い!」「面白そうだな!」という言葉、その気持ちは若者にとって何よりの武器になるでしょう。
12月21日土曜日、代々木駅前LECホールにて、受験生が「医療崩壊」に挑戦します。

外部の方にも無料でお越しいただける公開イベントとなっております。既に高校生はもちろん、小中学生とその保護者、メディア関係者など多くの方から参加申 し込みをいただいております。興味がおありの方は、藤井健志( tarksfujii@zg7.so-net.ne.jp )か、Y-SAPIX本部 0120-83-0135(14時~20時)まで直接ご連絡ください。
イベントの詳細はY-SAPIXのHP( http://www.y-sapix.com/articles/11496/ )でご覧いただけます。」

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