医療ガバナンス学会 (2009年11月19日 16:51)
夫の死に関して病院の管理者責任を問う民事裁判は、一審敗訴。すぐに控訴し
ましたが、昨年10月、東京高裁でも敗訴しました。過重労働の存在を認めながら
、自殺は予期不能として雇用者の安全配慮義務違反は認めない判決は、理不尽の
極みと思い、弁護団や過労死遺族会、支援の会の方々の応援を背に、最高裁に上
告受理申立を行いました。
高裁判決を見直し、再審査を願うこの申立は、受理か、棄却か、二つに一つで
す。審議の過程は非公開で、ある日突然、結果通知が届きます。私とほぼ同時期
に申立を行った過労死遺族の中には、残念な結果がすでに何通も届きました。次
は私の番かという恐怖を常に感じつつ、毎月1度、最高裁の書記官に面談し、申
立を受理していただきたいと、資料を添えて要請しております。同時に、申立に
賛同してくださる方々の署名も提出。署名の数は10月21日の要請時に累計で2万
筆を超えました。最高裁の厚い扉が開くまで、訴え続ける所存です。
MRICご参加の皆様、どうぞお力をお貸しくだいませ。
ご支援の方法は以下の3つです。
1)署名活動にご協力をお願いします。
署名用紙は下記からダウンロードできます。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/shomei.htm
1枚につき5名までご記入可能です。どうぞ中原のり子までお送りくださいませ。
2)ボールペン作戦にご参加ください。
署名活動の一環として「過労死から医師を守ろう!」ボールペンを製作し、お
一人様1本無料で差し上げております。>お申し込み方法はこちらの下部をご覧く
ださいませ。ご寄付も大歓迎です。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nakahara/0904missionballp.htm
3)応援メッセージをお寄せください。
現在156名の方から心強い支援のお言葉を頂戴しております。こちらもHP上か
ら投稿できます。
http://www.morimori.or.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=nakahara
また、年会費1000円の「支援の会」(略称)のご入会は、随時受付中です。会報
をお送りするほか、メーリスにて最新報告を配信させていただきます。
勤務医の過酷な労働状況は、行政府や国民の中でも知る人が多くなりました。
医師にも働く人として、健康で人間的な生活を送る権利があることを、そして雇
用者である病院には、働く医師を守る責任があることを司法が認める日まで、私
の闘いは終わりません。皆様のご理解、ご協力を重ねてお願い申し上げます。