医療ガバナンス学会 (2020年5月15日 06:00)
別の記事で、「なぜあなたはそんなに早く対応できたのか?」と問われたある女性首相は、
「それは、私たち女性は家や家族を守ることなら最善と思うことを日頃から何でもやっているからだと思うわ。国や国民に対しても同じように対応しているだけよ」と答えていた。
命に関わる防衛能力は女性の方が複雑で敏感だということか。男性は単純に力で抑え込もうとしたり、都合の悪いことは後回しにする傾向があるが、腕力に劣る女性は戦わずして勝つ術や自然と共棲する能力を本能的に備えているということかもしれない。
そうした国々の対応に比べて我が国の男性主体政府の迷走ぶりは目に余る。対策が後手後手に回るばかりか、感染症の女性専門家を陰で中傷したり、女性知事の休業要請案に待ったをかける始末。命にかかわる非常時にもかかわらず自らの金づるとなる経済優先が見え見えで「国や国民を守る」という気持ち、真心がまったく伝わってこない。
私がはじめて女性の社会進出を意識したのはJRの車内アナウンスだ。それまでは満員電車で揺られながら「次は〇〇です。お出口は・・」などと男性の暗~い声を聞くと益々下車するのがイヤになったものだが、同じ言葉を女性の声で言われると「そうか、今日もがんばるか」と何となく気持ちが軽くなった。女性の声は男性を動かす力があるに違いない。
また、巷間よく言われるように、私は女性医師に命を救われたようなこともある。人間ドックの問診ではじめて私を診た年輩の女性医師から「コレステロールの値はすべて基準内だけど、バランスが悪すぎる」と指摘され、言われた通りに糖分などを控えたところ、今まで何をやっても改善しなかった善玉と悪玉のバランスが良くなり、時々発生して困っていた不整脈もなくなった。
長崎大学の山本太郎医師はTVのインタビューで「14世紀に起きたペストの大流行(*下記に注釈)が、それまでの教会中心だった中世の国家を国民主体の近代国家へと変えた。新型コロナも必ず今の世界のありようを変えていくだろう」と述べた。テレワークの普及で通勤やオフィスビル需要が減れば街の風景も変わっていくだろう。本社も東京に置いておく必要もなくなり、地方への民族移動が始まるかもしれない。(*やはり中国発生説もある)
加えて、女性中心の時代が到来することを切に願う。せめて国に殺される前に来てほしい。その時男性は力に任せて抵抗したり嫉妬などから奸計を弄してはいけない。彼女らの声に従い、体力を生かして実戦部隊で働けばよいのだ。女性の時代よ、早く来い! 早く来て、この国と地球の命を救ってくれ。